michiho's Tsukiji Life
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メキシコ メキシコシティ2-3 カプチーナス礼拝堂
バラガンツアーの待ち合わせ時間すれすれで、戻ってきた。
今日はA社のツアーで、東京で和菓子屋さんを営む新婚さんと一緒。

私はたぶん相当興奮していたのだと思う。
ツアーガイドに、
「今、日本のワタリウム美術館でバラガン展を開催されていて家具が日本に行っちゃってますけど、バラガン邸の家具はどうなってますか?」
と聞いても、ここ1ヶ月ほどバラガン邸に行っていないのでわからないという。
「内部の撮影は禁止だと聞いてますけど、中庭はいいんですよね?」
と聞いても、写真はダメです!の一点張り。
ガイドの内容も、どこかで読んだことのある文章そのまま、現地ツアーガイドの醍醐味なし。その上、「ワタクシは」「ワタクシの場合は」と自分の人生語り出す。
カプチーナス礼拝堂までの車中、辟易としてしまった。
正直言おう、キレた。

そしてカプチーナス礼拝堂(トゥラルパンの教会)に到着した。
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私たちが入ることができるのは10時ちょうど。
それまでの時間、ドアの廻りで期待に胸膨らませながら待った。
ようやく重厚な木の扉が開いて、中を見た途端、すべての思考が飛んだ。
白い壁、黒い床、黄色い格子、赤い花、青い空。
完璧な建築に初めて出会ってしまった。
場違いなガイドの言葉が鬱陶しく、なるべく離れて歩いた。
礼拝堂に入るのに、とても大切な本を読んでいる時のように、
続きを読みたい、けれど読み終わるのが惜しい、ここで本を閉じたい。
そんな気持ちで一歩一歩踏みしめていた。
礼拝堂には午前の弛めの光が射し込み、十字架には少しだけずれていた。
十字架に太陽が当たるのを見られる午前の早い時簡に居合わせることができるのは、
ここの修道女だけだという。
礼拝堂の奥へ進み、祭壇脇のアルコーブまで入り、黄色い光を浴びた。
涙が出てきた。
特定の宗教に興味を持たないけれど、「神聖な場所」の意味を感じられたような気がした。
今まで訪れた場所の中で、最も素晴らしい。
f0024002_21581736.jpg

未だ、夢だったんじゃないかと思う時がある。
確かに、ポストカードも買ったし、修道女特製クッキーも買った。
特製ジュースもバラガンの本も買ってしまいそうになった。
こっそり拾ったブーゲンビリアの花びらは、押し花にして色鮮やかなまま手元にある。
けれど、その色鮮やかさが余計に夢見心地を増幅させているような気がする。
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by michiphoto | 2010-02-19 22:00 | 旅はmichiphoto